ノロウイルス対策用消毒液の作り方



感染が疑われた場合

 

 

残念ながらノロウイルスの感染が疑われた場合は、ただちに最寄りの保健所、かかりつけの医師に相談しましょう。

 

保育園、学校、高齢者施設等で発生したと判断した場合は、早期に診断を確定して、適切な対症療法を行わなければなりません。同時に感染経路を調査し、感染の拡大を防ぐことが大変重要です。従って速やかに最寄りの保健所に相談するようにしてください。

 

感染者が使用していた食器類の消毒も重要です。施設の厨房等で多人数の食事の調理、配食等を行う部署に、感染した人の使用した食器類、吐ぶつが付着した食器類を下膳する場合は、特に注意が必要です。できるなら、そうした食器等は、厨房に戻す前に、食後すぐに次亜塩素酸ナトリウム液に浸して消毒するようにしてください。いわゆる、ノロウイルス対策用消毒液です。

 

食器等の下洗いや嘔吐後にうがいをした場所についても、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で消毒し、更に洗剤で掃除するようにしてください。次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤で代用できます。

 

感染者が出てしまった場合、周囲の環境の消毒も必要です。ノロウイルスは感染力が大変強いので、周囲の環境(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)からもウイルスが検出されます。感染者が発生したら、各場所の消毒が必要です。